2008年年末、友人達と仮装忘年会をやる事になった。
何の仮装をしたら面白いかなぁ〜・・・と、2008年っぽいもので考える事にしてみた。
一応・・・『仮装忘年会』とは・・・・
近年やってなかったが、以前は仲間内(約20名ぐらい?)での内輪恒例行事だったこの忘年会。毎年各自ネタを仕込んで臨んでいた。
昔は普通の忘年会だった筈だが、何かテーマを決めた方が面白いかもと
いつの間にか『仮装・または正装忘年会』という事になった。
最初の頃は各自が普通の正装、民族衣装っぽいもの(チャイナ、アオザイなど)を着用していた人が多かったが、
いつの間にか、その年の時事ネタで仕込んだり(例えば2002年はその年結婚したヤワラちゃんや流行語大賞の真珠夫人など、動物園のアライグマが立った年にはアライグマが居たり)
その年特に何をしたという訳でもない芸能人の仮装をする者が居たり(パッと思い出せるところだと和田アキ子、光GENJI、CCB・・・など)
何の脈絡もなくうっかり八兵衛やおばあちゃん(誰という訳ではなくざっくり「おばあちゃん」の仮装)が居たり・・・あとは神とかキリストとか忍者とか・・・
基本「好き勝手に好きな格好をする」というスタンスだが、ベストドレッサー賞には景品があった事もあってか、みんなまあまあ本気で取り組んでいた。そんな隠し芸的要素も含んだイベントだ。
(近年全くやってなかったのには「考えるのが大変」という理由もあったようななかったような・・・)
そんな訳で、うーーーん・・・2008年と言えば・・・・
・・・ふと思い出したのが、あるゆるキャラ。2008年に問題になったかと思えば脚光を浴びてみたりメディアで見る機会が多かったアレ。『せんとくん』。
不評だったかと思えば、最近はそんな事もなくなった『せんとくん』。
しかし、せんとくんの仮装・・・どうやってやればいいんだろう。
万が一パーティグッズ売り場にあればいいなぁ〜・・・という淡い期待を胸に売り場へ行ったが見つからず。
同じ2008年にメディアの露出度が多かったものになれるグッズならいっぱいあったが・・・せんとくんとはちょっとジャンルが違う。せんとくんはどこにも居ない。
『グーグーセット』と『世界のナベさん』
直接的な名前がダメなら『仏像さん』辺りでなんかそれっぽいグッズが出ててもおかしくなさそうなもんなのに・・・と思いつつ、
ないのなら、作ってしまおう!と思い立った。
頭皮の表現と角はどうしよう
手作りと言うと、個人的には編み物でやりたいところだが、
せんとくんの特徴である『坊主』と『角』。
- 『坊主』については髪の付いてないハゲヅラを用意した方がより頭皮っぽく見えるのでは・・・
- 『角』については、毛糸でそれっぽいものを作った事がないので、まっすぐの状態で枝のようになってくれる確証がない。本物の枝を使った方が再現率はあがるかも。
⇒この2つをどうにか組み合わせれば・・・何とかなる・・・かも??
毛糸で作ると再現率が下がってしまうのでは・・・という懸念もあり、毛糸で作る以外のやり方も考えていたが、
- 持ち運びの手軽さから折り曲げられる方が良い
- 本物の枝を使ってしまうと、周りの人への注意を払う必要が出てくる
- 枝が折れたら終わり
- そもそもハゲヅラと枝を接着の仕方が全く思い浮かばない
このような理由から、全くどうなるか見えない状態ではあるが、とりあえず毛糸で作り始めてみる事にした。
そしてもう1つ、どうするか迷ったのが『耳』だ。
人間の耳を出す格好の帽子にするのか、せんとくんの耳を編み、それを帽子に装着するのか。
これについては、せんとくんの大きな福耳は編んだ方がきっと最限度が高くなる!と判断した結果、耳も編む事にした。
強めに編んで固めの帽子に!!
ちなみに、この肌色の帽子をかぶったら坊主に見えるようにするためには
- 頭にフィットさせる
- 自分の髪の毛を全て帽子内に収納出来るようにする
この2点・・・即ち、『水泳帽の原理』だ!!水泳帽は伸びる素材で頭にフィットし、髪をコンパクトに帽子内に収納してくれる。
これでなんとか坊主っぽくなりそうな気がしないでもない。
角について考え過ぎてる最中にテレビにこれが写り、参考にならないかと咄嗟に撮ってしまった・・・。きっと全く参考にはならない。
角も毛糸できつく固く編む。中に綿でも詰めれば意外にちゃんと角っぽくなってくれるかもしれない。
このような棒状のものを数本編み、それを糸で縫いつけ枝っぽいものを作った。
とりあえず作ってみた角。
なんとか完成!
こんな感じで試行錯誤の末出来たのがこのせんとくんだ。
帽子として持ち歩き易く、装着もし易い。そしてせんとくんを知っていれば誰が見てもせんとくん!
何故か後頭部に傷跡みたいなナナメ線が入ってしまった・・・。まぁいいか。
「耳が気持ち悪く再現出来てる」とよく言われる。
帽子としては完成したが、仮装をするとなると服装はどうしよう。
基本的に会場へ行って大掛かりに着替えるという事はしたくなかったので、
せんとくんっぽく見える普段着を着て行った。
これに用意しておいた襷と帽子を装着するだけでせんとくんの完成だ!
一目でせんとだと分かって貰えた
服装の詳細。短時間の着替えで完成する。
【長所】
【短所】
- アクリル素材の為、ずっとかぶってると痒くなる
- 蒸れる
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