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18歳に戻ってサークル勧誘を受ける
2008.05.12 Monday
社会人になった頃からちょっとやってみたかった『新歓の時期に学校内を歩いてたらサークルの勧誘をされるか』という実験。
昨年(2007年)の4月、仕事が半休を取れそうな日と「この日なら勧誘をしているに違いない」という日が合致したのを見計らって決行した。

この当時、現役新入生とは8歳差だ。
これを逃したら次いつ出来るか分からない。今しかない。

そんな思いで大学へ向かった。






「大学1年生を装う」という件について
友人数名に話したところ
「せめて2浪ぐらいはしてる設定にしろ」
「せめて成人はしてる事にしろ」

というような事をなんと全員に言われた。


うん・・・まぁ無理は承知だ・・・・。
承知の上での挑戦だ。

か、かかって来い・・・!!



・・・という訳で、母校に行くのも久々だ。

ちなみに今住んでる所の最寄り駅から母校の最寄り駅までは電車で2〜30分程度。

そこに大学1〜2年の頃住んでいた。(その後は校舎が変わって別の所に引っ越した)


駅前の丸井が全く聞いた事もないような名前の店に摩り替わってる等、街の変化に驚きつつ眺める。



・・・・ところで、新入生っぽいってなんだろう。


新年度になると一目で分かる新社会人も同様。
歩いてるだけで若者達から放たれている、あのフレッシュなオーラの正体はなんだろう。


とにかく立ち振る舞いから不慣れな感じでちょっと不安な雰囲気を出してみよう。


えーとあと、

「ハタチは年上。21も年上。」と思い込む。


「うわ〜〜〜大人だなぁ!!!!ハタチ。」




と頭の中で連呼。自分は18だと思い込ませる。



えーとえーと、上級生に対してはなんと言えば・・・・・


えーとえーと・・・

「せ、せんぱぁ〜い」・・・??って唐突過ぎるか。



本当に18ってどんな感じだったっけ・・・?



自分の18の頃を振り返ってみると、
一人暮らしを始めて
銀行で金をおろす事を覚えて・・・・


今と比べてどれ程無知だったかを考えてみると結構違う。
自分ひとりで生活していく上での知識が全くない。
いざ振舞おうとしてみると、結構変わったんだな・・・と思った。
くだらん企画なのに意外に真面目な発見だ。



みんな自分の年齢マイナス8歳として(見た目年齢は置いといて完全にばれないように配慮しつつ)振舞えって言われたら(いや、言われた訳じゃないが・・・)
絶対どうしたらいいのか分からなくなる筈。




でもあれもわからない、これもきっと分からない
酒なんかまだ飲めません・・・と
何もかも分からない事にしてしまうと単なるバカな子だと思われてしまう。

気をつけろ・・・!!



とか思いつつ学校へ向かう。



一応服や髪型にも気を使ってみたつもりだ。
「ツインテール(セーラームーンの団子がないやつ)にすれば若くなるんじゃ?」とか言われてたので試しにやってみたが、
こ・・・これは若いというか逆に不自然。。。
普通にアップした方が自然との結論に達す。

新歓実験
分かり辛いがなんとなく若々しい格好。



何月何日にサークル勧誘をやっている、という情報がある訳ではなく
「今日ならやってるだろう」というなんとなく当たりを付けて来ただけだったが・・・

やってるやってる!!!!ちょうどピークっぽい!!




ちょっと不安げに。不慣れな感じに。・・・と意識しつつ
不安過ぎて怖がってるような雰囲気を醸し出してないか心配し、
控えめに控えめに・・・・と思いつつ半分ぐらい通過・・・・。



なにごともなく。



・・・・は、、話し掛けられない・・・・・!!!!

やっぱりもう無理なんだろうか・・・


なにが違うんだ・・・なにが・・・・・。



・・・・・・ふと、新入生らしき人達の手元を見ると、
みんな共通してビラを持っている。



そうか。それか。



鞄の中に適当なビラがないか漁ってみたところ

あった・・・・!!!

これでも持っとこう。




で、持って歩いてみたところ・・・・



少しためらってたような気もしないでもないが、
サークル案内のビラを一枚渡された!!!


新歓実験
平日の真昼間からのほほんと過ごす学生達。



この写真だとちょっと人口密度が少ないが
その時は結構密集地だったため、


一枚受け取った瞬間から


「し、、しん・・・・にゅう・・・・・・せい・・・・か!!!?」



と思われたのか、



どわわわわーーーーーーーーっと来る来る来る来る!!!
キタ――――――――!!!!!!!!!!!!



「○○サークル興味ある!!?」
「テニスって興味あるかな!?」


とかドワワワワっと寄って来るタメ口の学生。




え・・・・?え・・・・・・??
なにこの状況。。。(笑)




中でも印象が強かったのが

「スキーサークルに入らない?絶対4年間楽しく過ごせるよ!!」

と言って来た黒い今時風男子。



この時は

「私は18歳・・・ 大学1年生・・・・!!!」
と脳内で連呼させ、客観的に自分の状況を見ないようにする事で
特にそこで吹き出したり苦笑いしたりしないよう努めた。



「ちょっと話聞いてかない!?」と何度か言われたが、
そんな事になるなんて全くの想定外で、
心の準備が出来てなかったので、
「すいません・・・」と困った感じに断りトイレに逃げ込み考え直す。



「こんな状況滅多にあるまいし、
話だけでも聞いて帰ってみてはどうか・・・・」という結論に。



便器の前で1人作戦会議をしている時、外の洗面台の前では
女学生2人が化粧直しをしていた。

会話から若さとかのコツを掴もうとするが、
履修の話をしているだけで特になにも掴めず・・・。


ウーーン。。



でも学校を歩いてて思ったのは
7〜8つ下だと見るからに世代が違うもんだな・・・という印象で
最初目の当たりにした瞬間「こりゃ無理だろ」と思っただけに
ほんとは「老けた新入生だな」とか「何浪したんだよ?!」とか思われてんのかなぁ・・・とか思いつつも
いざ出陣だ!(トイレから颯爽と出る。でもちょっと不安げに。)



手にはさっき貰ったビラをいっぱい持ってるので、手元だけ見ればどう見ても新入生だ!



とにかくビラは片っ端から貰おう!と思いどんどん受け取る。

「楽器に興味ない?」


「演劇に興味ない??」


「映画って興味ない??」


とりあえず全部「ちょっと気になります」とビラを貰う。

なんだ。「ちょっと気になる」って。


合気道とか弓道とかライフル射撃とか
全部「ちょっと興味がある」と言うのも変なので
「家に帰ってゆっくり考えたいんでビラだけください」と

とにかく貰う。
(18歳ってこんな気の利いた言い方って出来るもんだろうか・・・←バカにし過ぎか)


余りに貰いまくってるので
「コイツは受け取ってくれる・・・!!!」と周りの学生も気付き始め


「これも貰って〜〜!!」

「○○に興味ない!!?」と囲まれる囲まれる!!



てか時間的にだいぶ後半だったのか、作ったビラはさばいてしまいたい、という思いが感じれる程の渡しっぷり。



2枚くれたサークルもあった。いらない。全くいらない。
「2枚貰ったんですけど・・・」と返しに行ったが「いいよ、あげるあげる」受け取って貰えなかった。


普段なら「2つあってもゴミになるんで」・・・と突っ返すが設定が18なのでやめといた。
18の頃は無駄な物は邪魔でゴミになるから返しに行く、というような事はしなかった気がする。

こういうちょっとした行動もいちいち「18の頃はどうしてたっけ・・・・」と思い返すので、
年齢と共にずうずうしさや時間の無駄になる事は適当にあしらって処理する・・・などの生活していく上で必要な能力を身に付けてきたんだな、、、と改めて思う。



そんなこんなで学生達に囲まれて貰ったビラがこれ。

新歓実験
戦利品(??) ※クリックすると別窓で拡大します


「話聞いてかない?」とまず言って来たのが『サイクリングクラブ』だ。

とりあえず「そんなに時間ないのでちょっとだけ・・・」と言って話を聞く事に。(午後から仕事もあるし)



旅行部門と競技部門があり、
大学公認のサークルなので学校から補助金が出て
それを旅行費用に当てているらしい。

旅行先は日本各地。
電車で移動して、自転車をレンタルしてその近辺をまわるらしい。


「高校の時何部だった??」と聞かれる。こ、高校の時!!
つい最近の話として聞いてるのかもしれないが軽く10年は前だ。

「帰宅部です。」と返答。


「あ〜〜全然運動部とかじゃない子でもついて来れるから心配しなくていいよ〜!!」と言われる。
へぇ〜〜そうなんですかぁ〜



あと貰ったアドバイスは
「部室があるサークルに入っとくと、授業と授業の間に空き時間がある時はそこで時間を潰せば必ず誰か居るからいいよ」

普通にへぇ〜〜と思う。
大学の頃の授業と授業の休み時間に何をしてたかって
図書館で寝ていた・・・・・・。
それか帰宅していた・・・・・・・。で、洗濯とかしてた・・・・。

確かに思い起こしてみると友達の部活の部室に行った事がある。
その時初めて部室館(?)みたいな所に入ったら、各部ごとの部屋を学生達が自分の家のように使用してて
「みんなこんな風に休憩時間を過ごしてたのか・・・」と初めて知った時はもう入学してから結構経っていた。

そこにファミコンがあったので、マリオをやったら
「上手過ぎる・・・」とかなりびびられた記憶が・・・。


あとは
「新歓の呑みに来ると先輩達からも授業の話とか色々聞けていいよ!」と言われる。


「そういうのってタダなんですよね?!」と初々しさを意識しつつ言ってみる。


「そうだよ!新歓コンパは1年生はタダだから色々行ってみといた方がいいよ!!」


とりあえず嬉しそうにしてみる。



ふと冷静に、自分が逆立場でそんな騙しをされたら相当こわいな・・・と思った。



「新歓明日の夜なんだけど暇?」と言われるが、「ちょっと用事が・・・・。」と返答。

「じゃあ15日もあるから暇なら来てね」と言われる。



「とりあえず名前と学科と携帯番号ここに書いて」と言われ、

「あ〜名前どーしよ〜」と思ったが、本名で名前だけ平仮名のものを記入。

学科は出身学科を記入。
(良かった。。まだそのままの名前で存在してるらしい。
出身学部内でも学科が増えたりしてるっぽいからその辺の話になったら分からないが。)

携帯は「今壊れてて番号変える」とかよく分からん理由をつけ逃れる。



自分が新歓タダの時は
引越し疲れと初めての1人暮らしと環境の変化と島根シック(ホームシックみたいなもん)と周りの人がみんな標準語なのと・・・・
全てに疲れてて全く行かなかった。

今思うと勿体無い事をしたなぁ・・・


1つめの勧誘の話を切り上げて歩いてると
再び勧誘きたきたきたきた!!!

さっきの
「スキーサークルに入らない?絶対4年間楽しく過ごせるよ!!」 の今風黒男子も来た!!


よし、話を聞いてやろう!(とうっすら思いつつも先輩って設定なので後輩っぽく振舞う。ほんとはこっちが7年ぐらい先輩だが)



とりあえず「(仕事もあるし)時間がないんで簡単に・・・」と言うと
「じゃあ何分??」と言われ
「えーと3分で!!」と言うとめちゃめちゃ巻きで喋り始める。


「えーと、まず年間の行事予定なんだけど・・・・」

と年間のスケジュール表を見せられる。


春は新歓コンパがあって、その後合宿して・・・・

・・・(細かいどうでもいい所は忘却したので省略)・・・


「で、7月8月はみんなバイトしたり遊んだりたまにサークルもやるんだけど〜」


と言われ、7月、8月の欄に『遊  び』と書いてあるのを指さす今風黒男子。



な・・・・・ナヌ・・・・・・・!!!??


7月  8月    遊    び  だと!!!!???


お   ま え らそんな長期間も遊ぶんか!!!!!!


7月 8月  遊び・・・・ 7月 8月 遊び・・・・

 7月 8月  遊び・・・・ 7月 8月 遊び・・・・

 7月 8月  遊び・・・・ 7月 8月 遊び・・・・




でかいスペースにたった2文字の『遊  び』。
それが頭の中をグルングルンとまわり
イライラを表情に出さないように頑張ってたせいか、この黒男子との会話はあまり覚えてないが
「冬はスキーに行くよ」と写真を見せられた。
(スキーサークルって名前なのに冬に1度いくだけかよ。
そんな名前付けた責任をとって夏は高原の芝生の上でスキーとかすればいいのに。まぁきっと夏は忙しいんだろうけど。遊びで。)



あと「初心者でも大丈夫だよ」と。
(そういやスキー歴聞かれなかったな。一応普通には滑れるんだけど。)


3分って言っただけあって、他の余談はあんましなかった。
5〜6分って言っときゃもっと面白い話も聞けたかな。


まぁいいや。次行こう次。


最後に話を聞いたのは学祭企画サークルだ。

ここでも「時間がないんで短時間で・・・・・」と言った。

「昼休み終わったらガイダンスでもあるの?どこで?」

とか言われたが、

「違うんです。引越しの荷物が届く事になってて・・・」(事前に考えといた理由)

と言ったら

「あーそっかそっか!それは急がなきゃね!」とか言われた。



春と秋、2回学祭があるが、
このサークルは春の方の地元密着型の祭りの企画サークルだ。

「○○祭(←学祭名)って知ってる?」

首をかしげてみた。多分自然だ。


真面目に学祭を企画するだけあって、夏に遊んでるだけのスキーサークルとはやっぱりちょっと違う。
勧誘してる側の風貌の雰囲気も自分と比べてもどう見ても若い・・・と感じるのに、
ほんとに1年だと思って喋ってくれてるんだろうか・・・・と3つ話を聞いた中で一番感じた。



「学祭の企画とか興味ある??」

「はい。ちょっと気になって・・・。」


・・・行った事すらない。
秋にある大規模な方のにも行った事がない。


写真を見せて貰うとやっぱ地域密着型だけあって、
地元の町内会っぽい人達も参加している。

「地元の色んな人とも交流が持てるんだよ」と説明される。


「新歓とかあるんですか?」と聞くと
「学食を貸しきって平日の夕方から夜にかけてやるよ」との事。
「これが去年の写真なんだけど」と見せられる。


「楽しそう〜〜」と言ってみる。自然に出来ているだろうか。


やっぱり最初に聞いたサークルと同じように「先輩から色んな話が聞ける」という情報やサークルに入るメリットを聞かされる。

「サークルに入らなくても途中参加でもいいから来てみてよ!私顔覚えとくから見つけたら『あ、あの子だ!』と思って声かけるから」


「行けたら行ってみます」(絶対行かないが)


こんな純朴そうな子達を騙さざるを得なく(しかもこんな趣味の実験の為に)悪いとは思うが、
・・・それはさて置き、顔をじっくり見られてホントに1年だと思ってくれてるんだろうか・・・・・・
とても不安に。。。



最後に「学籍番号と名前と携帯番号書いて」とノートを渡される。

学籍番号か・・・・。
今年は07XX***かぁ・・・。(←入学年,所属学科,出席番号で構成される。ちなみに99年度生だった。)
「学籍番号載ってる資料を家に忘れてきた」と言って学科名だけ書くだけで逃れ、
名前は苗字を1字変え、名前は本名の平仮名。
携帯もさっきと同じ方法で逃れた。


名前を書いたところで
「○○ちゃんって言うんだ〜〜」と言われた。



ちゃ、、、ちゃん付けで呼ばれた・・・!!!ヒィィ
ほんとに1年だと思ってる・・・・!!!!??


勧誘する側とされる側の容姿の若さの関係が逆なのに加えて
敬語とタメ口の関係がどう考えても不自然で
(写真で見せれなくて残念だが、高校生にも見えるんじゃないかという子がこっちにタメ口、こっちが敬語、という関係)
浪人でもしてたかと聞かれるんじゃないかと本気で思い(冷静に考えると聞かないだろう)


えーーーと1浪だと何年生まれで干支はなんだっけ・・・・!!!!
2浪ならえーーーーっと・・・・
と1年生という仮面をかぶり演技をしつつ
脳内ではその計算が物凄い勢いで行われていた。。



一通り話を聞き、帰る事に。(仕事もあるし)
「じゃあね〜また今度ね〜」とか言われる。

何も知らない純朴そうな若者・・・・スマン・・・・・


ネタバレしたらどういう反応するんだろう、と興味もあったがする訳でもなく。

ネタバレしたらサークル内での伝説の人になれるかなぁ〜
(「1年を装ってサークル説明聞きにきた26歳の女が居て、ずっと普通に説明聞いてたのに最後自分は卒業生だとか言い出してマジでこわかった」とか。そりゃ怖いわ)


3サークルの話を聞いたが、去った後なんて言われてるんだろ・・・・

というのが一番気になった。が、知る術もなく。




・・・・3つ聞いたところでドッと疲れが・・・。



手短に聞いたせいか予定より早く終わった。
よく考えれば学食とか生協とか行ってみたかったのに
なんだかとても疲れていて学校を後に昔住んでた方向へ向かう。




学校を出て徒歩15分ぐらいだろうか。
昔住んでたアパートへ到達。



大学受かってアパート探しに来た時に寄った不動産屋で
「今丁度学生向けのアパートで3月末に完成予定のがあって、まだ誰も予約も入ってない」と言われ、即決したのがこのアパートだ。

新歓実験
新築だったのに、、黄ばみが・・・・




今回思ったのは真面目な純朴そうな子を騙す結果となった3つ目が1番疲れた。
精神的に2番目のスキーサークルのようなタイプの子を実験材料にするのが一番楽で、
比較的真面目なサークルは今回の企画のターゲットには向いていない。
終わってドッと疲れた一番の要因はそこかもしれない。


振り返ってみると、全体的には楽しかった。
15日のサイクリングサークルの新歓は行っていたとしたら
話題に困り果てて物凄い疲労感で帰ってくる事になるだろう。
で、更に酒が入って一体どういう事になるのか・・・
わ  か  ら  な い。
どんな結果になるのか気にはなったが、無駄に打ちのめされる予感でいっぱいで、やめておいた。


でもいつかもう一度この実験をやって写真におさめたいという気持ちもあるし、
人数が複数ならネタばらしして学生に「何の疑問も持ってなかったか」等を
1人の時より聞き易い気がする。


そして多分、ちょっとでも若く見られた事があるという人ならば
20代後半〜30ぐらいでも新入生として装う事は可能である、と思う。
きっと「1年です」と名乗られたら
「大人っぽいけどそうなんだ」と思うしかないのかもしれない。
人の見た目年齢って実際そんなに当てになるものでもないと思うし、
年齢を知っているかどうかでどう見えるかも全く違ってくる。


ただ見た目がどうこうよりも、言動が難しい。
自分より大幅に低い年齢を装おうとした時、「ちょっとバカっぽくする」という方法以外思い付かない。
以前『実際は36歳だけど28歳と装おうとした人』が「ちょっとバカっぽくしてみた」と言っていたが、
実際その年齢の人はそこまでバカでもないし、でもその時点の自分よりは確実に無知な部分もあるんだろうし
結果として「ちょっと無知」という方法しか取れないもんなのかな、と思った。



職場に戻って仕事始めた途端、さっきの学生達が脳裏に浮かび

「なんだあののほほんとした生活は!!!!」・・・と自分との差に愕然とした。


いや、昔はのほほんと平日を過ごしてたが
あの学生達もそのうち就職活動をして、就職した頃は学生気分も抜けなくて
いつの間に仕事三昧になってるのにそれにも慣れて
特に疑問も持たなくなって


いつの間に・・・・ いつの間に・・・・・
自分はこんな・・・・・



・・・とグルグルと考え出し全く仕事に集中できず
元に戻るまで数時間かかった。



ちょっとした「新入生で通用するか!?」の実験のつもりが、
心まで18歳に戻そうとした事で意外なギャップを発見し、
学生時代から今までの成長について振り返り、
忘れていたものを目の当たりにし、軽くカルチャーショックを受けるという結果となった。


みなさんやってみるなら心に余裕がある時にやった方がいいですよ。


新歓実験
普通に訪問するならば単純に「懐かしい」という気分になるのかもしれない。