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うちの植物
2009.06.28 Sunday
「家に植物を置いときたい」  という気持ちだけはある。

田舎育ちだからか(と言うとめちゃめちゃ田んぼに囲まれた山の中を想像される事があるが、そんな感じでもない。田舎の街の子。)

育った場所等とは無関係なのか、なんでか分からないが

森の中や山の中、せせらぎのある小川とか、
とにかくマイナスイオンが多い所へ行くと何か癒され過ぎて
テンションが変な感じにおかしくなる。

・・・・という事は昔から薄々気付いては居たが、
ここ2〜3年??


「他の人と比較して、その傾向が強すぎる」「時によっては尋常ではない」という事に気付いた。



自然に萌え過ぎて、もうトローンとした感じで


「マイナスイオン・・・・ マイナスイオン・・・・」


みたいになる。自然萌え。



ちょっと田舎の方に旅行に行こうもんなら、その度に
「そのうち山に還った方がいいんじゃないか・・・」と本気で思う。



旅行に行った時に友人が
「お父さんが持ってるせせらぎの音のCD貸そうか?」と言ってきたので

「あぁぁ・・・・もうそれで家庭に手軽に自然体験を!!!」

・・・と、ふたつ返事で貸して貰う事にした。



そして貸して貰って家で聴いてたが、
せせらぎのCDは家で聴くもんじゃない・・・・。


なぜなら、「トイレの水が漏れた!!?」 「風呂のお湯が出しっ放し!!!?」
・・・という錯覚に定期的に襲われ、全く内心穏やかになれず
癒しも何もあったもんじゃないからだ。



そんなこんなで自宅に自然を取り入れるには
山の景色のポスターを貼って誤魔化すか
観葉植物でも置いて、ふつうにちょっとした自然と触れ合うか・・・
というぐらいしか選択肢はないので、
ごくたまに、1年に1度ぐらい、観葉植物を家に置く事がある。



今年の冬、母親がうちに滞在してた事があり、その時に小さい植物を買ってもらう事になった。葉っぱを。

・・・と言ってもうちに植物があってもすぐ枯らしてしまうし
別に枯らす気は全くないんだけど、何故か枯れる。
なぜなら毎日水遣りとか出来ないからだ。


なので、店頭でも「1番枯れにくいのをください。」と
植物の外見とか他のどんな要素よりも『枯 れ な い』という理由で選んだ。

もう「葉緑素があって光合成するやつならなんでもいいや!」と。



相ーーー当ーーーー水遣りを怠らない限り枯れない葉を買って貰ったのに



その後・・・・



うちの植物
カラッカラ。(2009年春ごろ)






うちの植物
水をくれ・・・・水を・・・






って、このダイバーは何かって、

今年の冬、ジオラマ作りに燃えてた友人と一緒にジオラマ屋に行く事になった。
(ジオラマとは:実際の風景に殆どそのまま縮尺したかのように作った情景模型。)

店で商品を見てるうちに、
「ジオラマの人間か動物がまるで大きな植物の下で暮らしてる」 みたいな演出をしたくなってきて、

「なんでこいつらウェットスーツでこんな所に居るんだ・・・。」というシーンを作るためだけに衝動買い。


それ以来、このウェットスーツの男達はこの植物の下で暮らしてたっていうか
まぁ完全に放置されてて、



ある日・・・ 部屋の隅っこに目をやると・・・・


「あぁっっ!!!そーーーいえば・・・うちにはこんな植物あったんだっけ!!!」と。



思い出した時にはこんな姿になっていた・・・・


うちの植物
元気なさすぎ。






そこから日光に当てるようにしたり
一気に水をやりまくってみたり(一気にコップ3杯とか)
今まで辛く当たり過ぎてたのに、いきなり掌を返したように急に優しくなって
植物からしてみたら、もうほんと何なんだ。って感じだろうか。


手は(一瞬だけ)尽くしたが、、


もうこれ以上は・・・・ 無理かもしれない・・・と・・・・・

葉を引っこ抜いて捨てる事にした・・・・。



そしたら『針葉樹林の傍で倒れこむ何故かウェットスーツの男達』みたいになった。なんだこれ。戦地か。


うちの植物
『ピッツバーグ』の文字が物悲しい・・・






ここにネギでも植えようかなぁー・・・とか思う事2ヶ月。


完全に放置されている状態で部屋の隅っこにある・・・・。



うちの植物
相変わらずのんびり暮らすウェットスーツの人たち。(2009年6月現在)





うちの植物
働かなくてもいいとかいいなぁ。